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和室の造作について


違い棚

床の間に取り付ける棚ですが、
上下で位置を変えた(ずらした)ものです。

見栄えがよいというか、
いかにも和室っぽくなりますが、
大工も嫌がりますし、コストもややかかります。

どうしても欲しい人以外は
諦めて他の物にお金をかける方が得策だと思います。



書院

地袋の上が台のようになっていて、
その上は障子窓になっているのが普通です。

地袋には筆・硯などの書道用具を収納します。
書院の語源でもあります。

これも高くつきます。
上記の「違い棚」どころではありません。

なにより、それだけのスペースも必要です。

雰囲気はすばらしく良くなりますが、
他を犠牲にしてまで作る価値は
私には見出せません。

地袋・・・押入れの上など、
天井の直下にあるのが「天袋」なのに対し、
地ベタ(床)の上にあるのが「地袋」



欄間(らんま)

襖(ふすま)や障子の上が透かし彫りになったもの。

木の素材に模様を彫るのが一般的。

既製品を使うのが一般的ですが、
それでも数万円もの高価なものです。

これも見栄えだけの物です。

隣の明かり、音、時には匂いまで入って来ます。

また、蚊などの虫も容易に行き来できるので、
現代には適さないと考えるべきではないでしょうか。



雪見障子(ゆきみしょうじ)

「障子」とは一般的に、
和紙を貼った引き戸を指します。

そして「雪見障子」とは、
上半分は和紙の障子だけですが、
下半分は「ガラス嵌め込み」と「和紙の障子」の2重構成で、
和紙の障子を上下にスライドさせる事ができます。

それにより、下半分はガラスだけになり、
雪が降ったときには雪見ができるという風流な名前です。

プライバシーを保護する時には、
上下ともに障子紙の白い戸にする事が出来ます。

これは普通の障子よりも高いですが、
是非を問われれば反対はしません。
ベラボウに高いという訳ではないからです。

また、雪見障子のために割くスペースもありません。
そういう意味であって、
特にお勧めする訳でもありませんが。


以上、どれも否定的な解説になってしまいましたね。
私は合理性を重視しますから・・・

金に糸目をつけないという方は、
どれも日本文化の粋ですから、
ドンドン採用してください。

風情がある和室になるのは
間違いないです。
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